治療例 Report
咳喘息
Y.Kさん 年齢:38歳 性別:男性
主な症状
子どもの頃(小学校前)は、アトピー治療をお灸で続けていた。現在は皮膚炎はないが、風邪をひき、それが長引き咳喘息に移行した。転職や引っ越しのストレスもあり、交感神経の緊張が気道の収縮を起こしていると思う。就寝時に咳き込む為、睡眠が妨げられて午前中の顔の浮腫みもある。
舌:歯痕有、白苔 脈:沈、遅 腎気虚:下腹弱
治療内容
背中・首周りが硬く緊張しているので鍼治療(使用穴:天突・肺兪・定喘・膈兪など)と灸治療(太谿・命門など)とともに、鎖骨に向かって鍉鍼などで少しリンパが流れるようにアプローチする。
治療頻度
1回/月(美容鍼灸含む)
経過
時々、温度変化や運動時に咳が出るが、就寝時の咳はなくなった。顔の浮腫みはまだあるが、治療後2週間はスッキリしている。
担当者
梢
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鍼灸の適応 Adaptation
WHO(世界保健機関)による鍼治療が
有効とされる疾患の暫定リスト
頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール氏病、白内障、急性結膜炎、近視、 中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎、歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、 急性咽頭炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、 胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、慢性・急性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、 下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、 肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症
その他、鍼灸の適応症として以下のものが挙げられています。
- 【運動器疾患】肩こり、五十肩、頚椎症、変形性膝関節症、腱鞘炎、テニス肘 etc.
- 【呼吸器疾患】過呼吸症候群、神経性咳嗽、風邪による諸症状の緩和 etc.
- 【消化器疾患】消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群痔疾、食欲不振 etc.
- 【疼痛性疾患】頭痛、坐骨神経痛、術後疼痛、ヘルペス後神経痛、三叉神経痛 etc.
- 【循環器疾患】低血圧症に伴う諸症状、冷え症、本態性高血圧症 etc.
- 【泌尿器疾患】過活動膀胱、インポテンス、失禁症 etc.
- 【産婦人科系疾患】月経異常、更年期障害、逆子、不妊 etc.
- 【感覚器系疾患】仮性近視、眼精疲労(疲れ目・ドライアイ等)、耳鳴り、難聴 etc.
- 【小児疾患】夜尿症、小児神経症、小児消化不良症 etc.
- 【その他】不眠症、肥満症、自律神経失調症、片麻痺、顔面神経麻痺、アレルギー疾患 etc.